肌の中はカサカサ?!一瞬ですべすべになる化粧品に注意!
化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、オールインワンゲル。
使ったときの使用感だけで選んでいませんか?
実は、使用感だけでは本当にお肌が潤っているのかはわからないのです・・!
(株)ラヴィステラ代表取締役。JAMHA認定ハーバルセラピスト、AEAJアロマテラピー検定1級、JOCA認定オーガニックコスメアドバイザー。ハーブ、アロマテラピー、ヴィーガンコスメ講師としてスクールを運営。お肌と地球に優しい化粧品を広めたいという想いから、ヴィーガンコスメブランド「ラヴィステラ」を設立。自ら化粧品開発に携わる。
膜を張って表面をすべすべに見せかけているだけのスキンケアに要注意!
ケミカルコスメによく使用される成分のひとつに「合成ポリマー」があります。
合成ポリマーとは、合成ゴム、合成樹脂などのことで、人工的にビニールのように、肌の上に人工の膜のようなものを作るもの。
なんと、無添加コスメやナチュラルコスメにでさえ使用されているものが多いのです。
「無添加やナチュラルコスメなのに合成ポリマーが使用されているの?!」
と疑問に思った方はこちらの記事をご覧くださいね。
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→ 化学合成成分だらけでも【無添加コスメ】と名乗れる理由
合成ポリマーは、肌の上に合成の膜を張ることで、
水分をぴたっと閉じ込めます。
これだけ聞くとお肌によいもののように聞こえてしまいますが、
化学合成成分なのでお肌への影響が懸念されます。
また、これらを長年使用することで、
お肌そのものが自力で潤う力を失ってしまう可能性もあります。
合成ポリマーはお肌のためでなくメーカー目線で使用されている?!
合成ポリマーは、
- 塗った瞬間にすべすべに感じられる
- 水分を保持する力が強い
- 変質しない
- 腐らない
- 原料が安価である
- 配合は少量で十分
などといった理由から、メーカーは好んで使用しています。
合成ポリマー入りの化粧品を使うと、ビニールで肌を覆うことになるのでツルツルになったかのように錯覚させられる上に、配合量は0.1~2、3%程度の少量で十分なため、化粧品メーカーにはとても好都合なのです。
合成ポリマーは、水分を吸収し保持する目的で、赤ちゃんの紙おむつの中にも使われています。
合成ポリマーのデメリット
- 合成ポリマーは汗も油も通さないので、皮膚の常在菌とっては良くないと言われている。
- 肌への密着性が高く落ちにくいため、強力なクレンジング剤でないと落とすのが困難
合成ポリマーと天然ポリマーの例
合成ポリマーか天然ポリマーかを見分けるために、代表的な成分を記載しています。
<合成ポリマー>
カルボマー(カルビキシビニルポリマー)
ジメチコン
トリメチコン
○○メチコン
アクリル酸○○
ポリビニル○○など
<天然ポリマー>
ヒアルロン酸
ペクチン
マンナン
コラーゲン
キサンタンガム
セルロースなど
口コミを信じる前に成分をチェックして大切なお肌を守ろう
いかがでしたか?
化粧品は使用感や口コミだけでは本当にお肌にとって良いものなのかわかりづらいもの。
化粧水、乳液、美容液、オールインワンゲルなどを選ぶ時には、ぜひ裏面にこのした合成ポリマーが使用されていないかチェックしてみてくださいね。
ラヴィステラは、天然由来100%の原料を使用すること、動物由来成分を使用しないこと(ヴィーガン)、可能な限り無農薬の原料を使用することをポリシーとしています。
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