ハワイ州でサンゴに悪影響を与える日焼け止めの販売が本格的に禁止に!
こんにちは🌞
ヴィーガンコスメ「ラヴィステラ」代表の野田さとみです。
実はわたしは沖縄に3年半ほど移り住んでいた時期があり、
サンゴが年々現象しているお話は現地のダイバーさんたちからリアルタイムにお聞きしていました。
世界中の海でサンゴが死滅している?!
白化現象とは、珊瑚が白くなって死滅してしまう現象のこと。
サンゴ礁の鮮やかな色は、共生している褐虫藻の色によるものです。水温の変化、水質汚染などのストレスを受けると、サンゴは共生している褐虫藻を追い出してしまいます。
例えば、水温が上昇すると褐虫藻は弱って光合成の力が低下します。
これはサンゴにとって有害となるため、サンゴの防衛機構が働いて褐虫藻を体外へ排出すると考えられています。褐虫藻がいなくなると、サンゴの白い骨格が透けて見え、サンゴ礁は白く見えます。
これがサンゴの白化現象です。
こうした水温上昇などのストレスが緩和されないと、サンゴは褐虫藻から必要な栄養素の供給を受けることができないので、やがて死滅してしまいます。
サンゴの白化現象の原因
この白化現象の原因としてあげられているのが、
- 地球温暖化による海水温の上昇
- 日焼け止めに使用される紫外線吸収剤
このオキシベンゾン、なんと世界中の3500以上に及ぶ日焼け止め製品に含有されていて、規制のない日本においては非常にメジャーなUVカット成分です。
「オキシベンゾン」と同時にハワイ州で規制された「オクチノキサート」も、日本では日焼け止めの成分としてとてもよく使用されています。
ただし、日本ではオクチノキサートという名称で記載されることはほぼなく、
メトキシケイヒ酸エチルヘキシ メトキシケイヒ酸オクチル パラメトキシケイヒ酸2-エチルヘキシル |
といった名称で書かれていることがほとんどです。
天然の無機粉末でお肌にやさしいUVカット成分です。
ちなみに弊社のヴィーガンUVミルクで使用しているのは、「酸化亜鉛」です。
パラオではすでにサンゴに有害な化学物質を含む日焼け止め製品の販売、使用が禁止
太平洋の島国パラオは、2018年11月1日に、サンゴ礁に有害な化学物質を含む日焼け止めを禁止すると発表しました。
国全体でこのような措置を行うのは世界初です。
パラオ政府は、対象となる10種類の化学物質を含む日焼け止めやスキンケア製品の販売・使用を禁止する法律を制定。
違反者には1000ドル(約11万円)の罰金が科せられます。
専門家は長年、日焼け止めが海洋生物に与える影響について、特にオキシベンゾンとオクチノキサートという2つの成分を問題視しています。
どちらも紫外線(UV)を吸収する役割を持っている一方、サンゴの白化を促進するとされている成分です。
2015年に発表された調査によると、オキシベンゾンはサンゴの幼生の成長を妨げるだけでなく、一部のサンゴに有毒なことが実験で判明しています。
この2015年調査の共同著者だったクレイグ・ダウンズ博士は、
オキシベンゾンは禁止10種類の化学物質の中で、おそらく最もたちが悪い。
オキシベンゾンによって水温が低くても白化が起きてしまうし、気候変動の影響を多く受ける。
と指摘しています。
ラヴィステラでは、こうした環境への影響と動物の生きる権利を考慮し、
- 地球温暖化の原因である畜産由来のもの(動物性成分)を使用しないヴィーガン
- アルミケースでプラスチックフリー
- 紫外線散乱剤として酸化チタン・酸化亜鉛を使用
- オーガニック(国産農薬ハーブを使用)
- ナノ粒子不使用
の日焼け止めを開発・販売しております。
ノンナノでありながら白浮きしない、ラヴィステラオリジナル処方です。
美しい自然を守るため、ぜひサンゴに優しい日焼け止めを選んでみてくださいね🌞
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(株)ラヴィステラ代表取締役、JAMHA認定ハーバルセラピスト、AEAJアロマテラピー検定1級、JOCA認定オーガニックコスメアドバイザー。ハーブ、アロマテラピー、ヴィーガンコスメ講師としてスクールを運営。お肌と地球に優しい化粧品を広めたいという想いから、ヴィーガンコスメブランド「ラヴィステラ」を設立。自ら化粧品開発に携わる。