そのケア大丈夫?!乾燥肌を改善させる対策とスキンケア
寒くなるこの季節は、お肌の乾燥に悩む方も増えてきますよね。
肌トラブルの中でも最も多いお悩みが、乾燥肌。
たかが乾燥とあなどって適切な化粧品選びやケアを怠っていると、
シミやシワなど老化を促進してしまう可能性も・・。
乾燥肌にはいくつかの原因があります。
正しいケアで冬場も乾燥知らずのうるうるお肌を手に入れましょう。
JAMHA認定ハーバルセラピスト、AEAJアロマテラピー検定1級、JOCA認定オーガニックコスメアドバイザー。ヴィーガンコスメブランド「ラヴィステラ」の代表として自ら化粧品開発に携わる。
洗浄力の強すぎるクレンジングや洗顔料を使用している
乾燥肌は、身体に例えると風邪をひいている状態。
弱っているお肌に強いクレンジングを使用していると、お肌はどんどん乾燥が進み、お風呂から出てすぐに乾燥が気になったり、
ひどくなると普段からつっぱったり粉を吹いている状態になってしまいます。
ごわつきやかさつき、つっぱりが気になったらお肌の危険信号。
マイルドなクレンジングを選ぶことで、少しずつお肌の内側からふっくら潤いが戻っていくのを感じられるようになります。
使用しているクレンジングの成分を見てみたことはありますか?
クレンジングのほとんどが石油系の合成界面活性剤を使用しています。
界面活性剤とは、
本来は馴染むことのない水と油を混ぜる役割
のために使用されます。
界面活性剤の働きにより、油性のメイク汚れを水でしっかり流すことができます。
なので、界面活性剤はなんでもすべて肌によくないというわけではありません。
むしろ、界面活性剤はクレンジング剤には必要不可欠なもの。
この界面活性剤には、大きく分けて
・石油系合成界面活性剤
・植物や天然由来成分を科学処理して作る天然由来の界面活性剤
・石鹸やレシチンなど天然の界面活性剤
があります。
使用を控えたい石油系合成界面活性剤には以下のようなものがあります。
- スルホン酸ナトリウム
- ラウリル硫酸TEA
- ラウリル硫酸ナトリウム
- ベンザルコニウムクロリド
- アルキル硫酸塩
- アルキル硫酸ナトリウム
- ポリオキシエチレンアルキルエーテル
- 塩化アルキルトリメチルアンモニウム
- 塩化アルコキシプロピルトリメチルアンモニウム
- 塩化ジアルキルジメチルアンモニウム
- (エチレン/プロピレン)コポリマー
これらはお肌の乾燥を悪化させる可能性が高いので、
乾燥の気になっている方はなるべく控えるようにしましょう。
また、安価なクレンジングオイルの主成分としよく使用される「ミネラルオイル」も避けたい成分です。
ミネラルという言葉からお肌に優しそうな印象を受けますが、
これは炭化水素油系のオイルに分類されます。
炭化水素油系のオイルはオイル成分の中でも脱脂力が強く、油性が高いため、
「メイクが良く落ちる」というメリットの反面、肌に必要な油脂まで根こそぎ落としてしまうというデメリットがあります。
ワセリンやベビーオイルにも使用されていますので、
お肌の敏感な方や乾燥肌の方はなるべく使用しないようにしましょう。
クレンジングのあとにお肌がバリバリつっぱるほど乾燥する方は、クレンジングの成分に石油系合成界面活性剤やミネラルオイルが使用されていることが原因になっていることも。
成分表をチェックして、ナチュラルな界面活性剤を選ぶのも一つの対策です。
ナチュラルな界面活性剤の代表には、
レシチンやサポニン、イナゴマメエキス、ムクロジ、石鹸などがあります。
▼レシチンで乳化したラヴィステラのクレンジングミルク(オーガニック&ヴィーガン処方)
メイクアイテムの密着力が強く、お肌に負担をかけている
ファンデーションや日焼け止め、アイシャドウなど、使っているメイクアイテムの密着力が強く落ちにくいと、乾燥肌の原因になってしまいます。
これは、クレンジングのたびに洗いすぎてお肌に負担をかけてしまうから。
シミやニキビ、キメの粗さを隠すためにしっかり密着するタイプのファンデーションを使用している場合、
落とす時にも同じように強いクレンジングが必要となり、お肌に負担がかかっている可能性があります。
ケミカルコスメには発色の良いものや密着力の高いものが多くあります。
完璧にナチュラルなものに移行するのは難しい場合でも、
週末だけはオーガニックコスメを使用してみたり、少しずつ取り入れてみるのもおすすめですよ。
スキンケアで十分な保湿を行なっていない
スキンケアの保湿は、お肌の状態に合わせて適切に行うことが大切です。
保湿の役割には大きく分けて
- 肌の内部までみずみずしくする役割
- 水分を抱え込む保湿剤としての役割
- 皮膚表面に膜を作り、水分を逃がさないようにする役割
の3つがあります。
この中で、どんな肌質でも最も大切なのが、1.の肌の内部まで水分を届けてみずみずしく保つことです。
水分が角質層に入っていないことには、そのあとの美容液や乳液も水分を抱え込むことができません。
オールインワンのジェル状のスキンケア商品も増えていますが、
これらは肌表面だけが潤っている状態で、ツルツルとした使用感を感じられるようにポリマーが入っているものも多く、内部まで潤っていると錯覚させられていて実は肌内部カサカサ状態ということもあります。
乾燥の気になる方は、まずはとろみのない化粧水でしっかり保湿をすること、
次に美容液や乳液でその水分をしっかり抱え込ませて保持することが大切です。
とろみのある化粧水は、そのしっとり感から潤いが足りていると勘違いしてしまって、
化粧水の量が足りなかったり、十分な保湿がされていない場合も多いので、
まずはとろみのない化粧水で十分な保湿を行なった上で、
とろみのある化粧水はそのあとに重ねるようにしたり、ローションパックに使用するのがおすすめです。
乾燥肌のスキンケアの選び方
一見ツルツルになる即効性のあるように感じるスキンケアには、表面をコーティングしているだけで中がスカスカ状態になってしまうものも存在します。
また、こうしたコーティング力の強いスキンケアは落とす時にも強いクレンジングが必要であることから、乾燥がどんどん悪化してしまうという負のスパイラルになってしまうことも・・・。
まずは、保湿力の高い成分が配合されたスキンケアで、お肌にしっかりと水分を届けることが大切です。
ラヴィステラの化粧水は、お肌本来の機能を取り戻すことを目的に、ハーバリストが厳選した国産のオーガニックハーブをブレンド。乾燥肌の原因からアプローチします。
乾燥肌は放っておくと、肌バリアが壊れてどんどん肌内部の水分が抜けてしまったり、肌年齢が低下して、老けた印象に。
ラヴィステラのモイスチャーシリーズには、肌を柔らかくし潤いやハリ・ツヤを与えるオーガニックのダマスクバラ花水に、
灼熱の砂漠地帯に生息するマルメロからとれる、抜群の保湿力に優れた「クインスシードエキス」をはじめ、13種類のオーガニック保湿成分を配合しています。
お肌の内部に潤いを届ける化粧水のオーガニック配合率は、なんと99.7%。
生命力に高いオーガニックハーブが、乾燥肌の根本原因にアプローチします。
まとめ
乾燥肌の原因から対策、スキンケアまでをご紹介しました。
正しいケアを行えば、冬の乾燥知らずの元気なうるつやお肌は作ることができます!
ぜひ日々のケアに取り入れてみてくださいね。
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