「弱酸性」の落とし穴!?もっちり美肌の洗顔料は○○で選ぼう!
こんにちは。
ラヴィステラ代表の野田です。
さてみなさん、こんな言葉を聞いたことはありませんか?
お肌は弱酸性なので弱酸性で洗いましょう!
そう。洗顔料やボディーソープのCMでお馴染みの言葉ですよね。
実際、洗顔後につっぱりや乾燥を感じる方はとても多く、
「洗顔には弱酸性のものを選ぶのが良い」
というのは定説にもなりつつあります。
洗顔後のお肌の乾燥の原因
洗顔後のお肌の乾燥の原因 洗顔したあとにお肌が乾燥したりつっぱってしまうのには原因があります。
それは、
「肌のpHバランスが崩れてしまう」から。
この「pHバランス」を弱酸性に保つことが、健康な肌を握る鍵になるといわれています。そこでメーカーはこぞって、「弱酸性」にpHを調整した洗顔料を発売しているのです。
洗顔料には大きく分けて2つの種類があります。
美肌を左右するとても大事なお話なので、
ここから先もぜひ最後まで読んでくださいね。
洗顔料のふたつの種類
美肌のためにはまず
「しっかり汚れを落とす」
という土台作りが大事になってきます。
汚れがしっかり落としきれていないと、
その後の化粧水や美容液、乳液もお肌の角質層にしっかり届けてあげることができにくくなるからです。
そもそも洗顔料の役割は、「肌の皮脂汚れ」を落とすこと。
その皮脂汚れには必ず「油」が含まれています。
そこで必要なのが、皮脂の油を落とすことのできる「界面活性剤」というものです。
界面活性剤には2種類あります。
その2種類というのが、
・合成界面活性剤
・天然の界面活性剤
です。
「天然の界面活性剤・・・??」
と不思議に思った方は大正解。
これは実は「石鹸」のことです。
どちらも水と油という本来混じり合わないものを混ぜ合わせる役目で使用するのですが、
界面活性作用というのは「油と水を混じりあわせたり、汚れを落としたりする作用のこと」です。つまり肌バリアである皮脂とも混ざってしまう可能性があるということ。
石鹸には、水で洗い流すと界面活性作用を失う性質(一次分解)を強く持っています。 一次分解とは、界面活性作用を失った状態になることを指します。
ですので、洗顔後にしっかりお肌を洗い流せば、お肌に長時間残ることはありません。
一方で、合成界面活性剤というのは台所で使用する合成洗剤と実は同じもの。
ただ、「合成洗剤」というと良いイメージを与えないため「洗顔料」「洗顔フォーム」という呼び方をしていますが、台所洗剤と同等のものであることには変わりありません。
そこで、「お肌と同じ弱酸性のpH」など別の切り口でお肌に優しいことをPRしているのです。
でも、繰り返しますが、合成界面活性剤は肌バリアである皮脂とも混ざってしまう可能性があるもの。
肌バリアを壊してしまう以外にも、
・美肌菌までも壊してしまう
・必要な皮脂まで落としてしまい、皮膚の乾燥を引き起こす
という別の問題を引き起こしてしまうのです・・・。
美肌菌って?
菌というと悪いイメージがあるかもしれませんが、健康的で綺麗なお肌には美肌菌が多く、美肌菌が一定以上住んでいる方が肌の状態が良いことが分かっています。
美肌菌は皮脂を分解して生み出した成分で肌にうるおいを与えたり、脂肪酸を放出してpHを弱酸性に保つなど、肌を健やかに保つ優れた効果を持っています。
また、美肌菌は皮脂や汗を食べて、グリセリンや有機酸など、皮膚に有益な成分を生み出すので、
「なんでもかんでも殺菌!!!」
は実はお肌にとってよくないことなのです。
アルコールや防腐剤、そして合成界面活性剤は美肌菌の住処である角質を破壊してしまいますので、
「肌に必要な皮脂は残しつつ、不要な皮脂汚れを落とす」
これが美肌のためにはベスト!
そして、これが石鹸の得意分野なのです。
水溶液は、pH7を基準として「中性」と位置付け、数字が下がるほど酸性、逆に上がるほどアルカリ性へと傾いていきます。
そして石鹸は必ず弱アルカリ性になります。
肌の汚れには必ず油分が含まれていますが、この汚れは酸性の汚れです。
酸性の皮脂汚れにはアルカリ性の石鹸の方がリセットしやすく、肌の汚れを短時間でスッキリ落としつつ、必要な常在菌、美肌菌は破壊しづらいのがメリットです。
さて、ここまで読んでくださった美意識の高い方はこう思ったことでしょう。
「肌の潤いは残しつつ、美肌菌や常在菌を破壊しづらい、いいとこどりの洗顔料があればいいのに・・・」
と。
はい、お待たせいたしました。
その「いいとこ取り」を叶えたのが【コールドプロセス製法の洗顔石鹸】なのです・・!!
潤いを残しながら不要な皮脂汚れだけを落とす、いいとこどりの石鹸って?
界面活性剤に2種類あるように、石鹸にも実はその製法によって2種類に分けられます。
高温で加熱しながら作る「ホットプロセス製法」と、「コールドプロセス製法」です。
「コールドプロセス製法」は、材料に熱を加えずに反応熱だけでじっくり熟成させて石けんを作る方法。
製造過程で油脂が劣化しないことと、ゆっくり非加熱で熟成させる過程で副産物の「グリセリン」が生成されることで、洗顔後の保湿感がとても高いのが特徴です。
グリセリンは、化粧水や乳液にもよく使用される保湿成分ですが、非常に優れた保湿成分で、肌に薄い膜をつくり、肌の水分をしっかりとキープします。
ですがこのコールドプロセス製法は、非加熱で1ヶ月ほど熟成させる必要があるため、非常に手間暇がかかるため大量生産が難しく、
ドラッグストアや大手メーカーのコスメでは取り扱いがほとんどありません。
ドラッグストアや大手メーカーで販売されているのは、高温で加熱しながら作るホットプロセス製法のものです。
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落として、潤す。ラヴィステラの洗顔石鹸
ラヴィステラのヴィーガンソープは、このコールドプロセス製法で作ったソープ。
大量生産が難しいため、国内の工房さんでひとつひとつ丁寧に手作り製造していて、オンラインショップで販売できる個数にも限りがあります。
大量生産できる石鹸でなくこのコールドプロセス製法にこだわっているのは、目先の利益ではなく、心から自信をもってお勧めできるものを必要としている方にお届けしたい、という想いから。
現在、ラインナップは2種類。
乾燥肌・敏感肌の方向けのハーブをブレンドした「カモミールソープ」と、
脂性肌・混合肌の方向けにハーブをブレンドした「ラベンダーソープ」です。
香料には、合成香料でなく天然のエッセンシャルオイル(精油)を使用しているので、アロマテラピーのようなうっとり優しい香りも特徴。
また、天然成分100%で、一切の合成成分は含みません。
ぜひお手に取ってその心地よさを実感してみてくださいね。
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🛒 ヴィーガンソープ(ラベンダー)/ 脂性肌・混合肌に